2005年09月16日
●■お見合い異聞 すれ違い・・・・【1】
★お見合い前から、結果は予想できた。
これは、無理だ!
F子さんは内科医、ご実家もご両親や親戚はほとんど医者・・・
の家系で外科医のお兄様と、数学者の弟という家族構成だった。
一方、彼女にお見合いを申し込んだA男さんは、
ばりばりの、下町ッ子。小さな工場経営者の長男に生まれ、
毎日、油にまみれて旋盤を回し、
小さな精密部品をつくってはメーカーに納めるのが仕事だった。
海外との競争力を持つには、
特化した特殊技術の開発しかない・・・と
熱っぽく語る彼は精悍で魅力的ではあったが、
経営は決して安定はしていない。
あまりにも違い過ぎる家庭環境は、決して良い結果を生まない。
「他にも 良い方がいらっしゃいますよ・・・」とお声をかけたが
彼はF子さんに、せっせとメールを送りつづけた。
さて、どうなりますか・・・・この二人。
立会人ミセスX
■ 2人のお見合いは、A男さんの強い希望と、
根負けしたF子さんが折れた形で現実のものとなった。
「この人しかない・・・」と彼は確信したという。
案の定、A男さんのボルテージは上がるばかり。
数ヵ月後、彼はとうとう、正式なプロポーズ。
後は、答えを待つばかりのはずだったが・・・・
待てど暮らせど返事が来ない・・・
彼女は海外へ研修だったり、旅行だったり・・・
何度も連絡をとり、出来るだけ早くお返事を
との催促に疲れ果てた頃には、すでに半年がたっていた。
「もうあきらめます。
返事もよこさないなんて、嫌われたもんだ・・・」
しょんぼりと帰るA男さんの後姿には、かける言葉もない・・・・・で
このまま終わってしまわないなんてこの時、
誰が想像出来ただろう。
続き・・・?もちろんありますとも。
でも また明日。
立会人ミセスX

