2005年08月01日
●結婚確定裏事情 ★ 赤い靴下
「とにかく、バランスなんです」・・・・?
「バランスの良い人を紹介してください」
こうおっしゃったのは、P子さん。
現代風の、かなりおしゃれなお嬢さんだった。
よくよくお聞きしてみるとデートしたら
いつも一緒にいることになるので
変なバランスの悪いファッションコーディネイトの男の人とは
歩きたくない・・・からとのことだった。
ところが、お見合いすることになったA君は
見合い写真のスーツ姿とは違って、
ラフなシャツとパンツに、綿のジャケット姿。
シャツは、赤・青・黄・緑のストライプでド派手、
パンツは、鈍い草色というどうにもならないものだった。
おまけにモカシンのスリッポンに合わせた靴下ときたら、
なんと『赤』だったのだ。
『バランス 最悪!』
とP子さんは考えたに違いない。
立会人としても、『アッ、これではだめだ』と納得した。
お断りがくるのも時間の問題か・・・・?
立会人ミセスX
★結婚に出会う、チャンスは誰にでもある・・・・
要は、そのチャンスをどう、生かせるか・・・が問題なのだ。
そう、彼らは結婚した。
当日、A君は、何となくよそよそしく離れたがるP子さんを、
「君は素敵だ・・美しい・・・センスが最高」
と誉めつづけた。買い物に誘い、
上から下まで、P子さんに選んでもらい、彼女好みに変身。
バランスの良い、イメージチェンジのための買い物は
デートのたびに続き・・・・
もちろん彼は彼女にちょっとした
『御礼』
のプレゼントを渡すのを忘れず・・・
★結婚式が行われ・・・
「ほんとに、最悪の人に会ってしまいました。
私がついてないと、お洋服一つ、買えないんですから・・・」
と、笑顔で語るP子さんは、とっても幸せそうだった。
そして、
紺ブレと渋いチャコールグレーのパンツ、
まぶしいほど白いシャツで、
しっかりと、彼女を守るA君。
しかし、
椅子にかけていただいたとき、
ちらっと足元からのぞいたのは・・・・
なんと!!
お見合いの時の、
あの、
『赤い靴下』・・・・だった。
幸せな2人にはきっと見えなかったに違いない。
いや、A君が、大事に
とっておいたのかもしれない。
『バランス』の幸運の記念に・・・・
★お幸せに・・・・・

