2005年07月01日
●■お見合い異聞. お断り・・・の訳
現役のお見合い立会人、ミセスX
これは彼女が立ち会った星の数ほどのお見合いの、
ほんの一部の、人は言えない現実の、勘違いの、感動の、
涙の訳のお話です。
読んでいることは決して話してはなりません。
見たことも忘れねばなりません。
忘れない場合は、自分の中に湧きあがった疑惑に、
あなた自身が耐え切れなくなるからです。
もしかして、これって・・・・・・?
●お断り・・・の訳
38歳M男 & 32歳A子さんの場合
お見合い写真や身上書が手元に届くと、
ほとんどの人は自分のイメージの中で、夢の楼閣を創りあげる。
そして、
出会って初めてお互いの顔を見た瞬間から、
まず最初にこの楼閣が壊れるところから出会いは始まる。
★立会人ミセスXはこの時、余計なことは言わない。
写真とどの程度違っているか頭の中はめまぐるしく回転する・・・
ものらしい。
「もしかして、あれってウン年前の・・・・?」とか
「一番ほっそり見える写真だったんだ・・・」とか・・・
ところが、しばらく二人で話し始めると、この壊れた部分を
新しい感動の事実が埋めていく。
「海が好きなんだ・・・私も海は大好きだし・・・。
スキューバも一緒に出来そう・・・」
「お砂糖いくつって聞いてくれたわ・・・怖そうだけど案外
優しいかも・・・」
★ここで立会人はこの優しさを、しっかり強調し
認識させるのを怠らない。
「まあ、M男さんはとっても気配りのお出来になる方ですね
会社でもきっと上司の方のご評判がよろしいでしょう・・・」
ここで、お互いを紹介し、立会人退席。
二人だけでじっくりお話タイム。
M男さんとA子さんの場合は、
二人とも写真写りのトラブルもなく、キャリアもバランスよく
考え方もほとんど一致。
ここまでくると
これはきっと、良いご縁になるかも・・・?と思うのは世の常。
ところが翌日のお返事は、ぜひ交際したいとのM男に対して
A子さんからはきっぱりお断りのお返事。
「あんなにながい間いろいろ話がはずんでいたのになぜだ・・・」
と怒り心頭の彼には、やんわり伝えたA子さんのお断りの訳が
本当に理解できただろうか?
「確かにすばらしい人でしたけど、お紅茶1杯で、あの席に
3時間座りっぱなしでした・・・。
意識していろんな話題を振ってみても、盛り上がらず、
結局ずっと自分のことばかり。
自分がどんなに大変な仕事をしているか、
自分が今までどんな生活をしてきたか・・・とか
延々と自慢話ばかり。
会ったこともない彼の会社の人の話はまるで退屈でした。
私のことを知ろうとすることもありませんでした。
会話が成立しないのです。
この人と2人で新しい生活を始める気は全くありません。」
M男さん、あなたは今日お見合いした、A子さんはどんな
お話をなさっていたか、一つでも覚えていますか?
★「結果 : 不成立」 立会人ミセスX

